「YMYLのジャンルでブログを書いたらどうなるのか。」
これは僕自身がかなり気になっていることです。
YMYLに該当するジャンルでブログを運営した場合、本当に成果は出ないのか、アクセスを集めるのは難しいのか、そしてそもそも個人ブログの需要は本当に無くなってしまったのか、などということが気になっており、そこであえて健康系の特化型ブログを立ち上げて検証を続けている次第です。
前回の30記事達成時点の記事はこちら。
健康系の中でも、自分自身も悩んだ経験のある、依存やそれに関わる病気をテーマにしたブログを一つ運営しているのですが、モロにYMYLに該当しているジャンルだけあって、立ち上げ当初から明らかに挙動がおかしく、検索結果に載らない、通常より全然アクセスが来ないということを体験しております。
「やっぱり個人でYMYLジャンルのブログはもう厳しい。」
これは間違いないですね。
ただ、そのブログは僕自身が興味があってどうしても書きたかったテーマであることと、病院や官公庁のサイトばかりが並ぶ2023年現在の検索結果の中においても、少なからず個人ブログの需要もあるのではないかと考えているからです。
というか、以前から僕自身がこのテーマに関しては、僕と同じく個人の発信する生(なま)の情報を欲してきましたからね。
「自分と同じ悩みを持っている他の人はどうしているのだろう」、「公式サイトには無いもっとコアでリアルな情報を知りたい」、そのようなことを考えたときに、欲するのはやはり実際の経験者や先人の話だったりします。
というわけで厳しい戦いになることは百も承知で、YMYLジャンルのブログを運営しているのですが、今回はこれがどのように厳しいのかということや、それでもどうにかアクセスを集める手段は無いのかと僕が試している方法など、現在検証していることについて書いていこうと思います。
それでは行ってみましょう!
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とにかく検索結果に載らない
まず何が厳しいのかって、とにかく自分が書いた記事が検索結果に載らないということですね。
厳密に言うと、グーグルやヤフーのサーチエンジンでの検索結果に明らかにYMYLのフィルターがかかっていて、はじき出されています。
ちなみに例えばBing(マイクロソフトエッジ)などの他のサーチエンジンでは、検索結果の上位にしっかりと表示されたりもしていますので、根本的なタイトルの付け方や記事の内容構成等に問題は無いと思われます。
というか僕の経験上、グーグル検索においても、以前ならこのテーマでこの内容でこのタイトルならば、ほぼ確実に検索上位を狙えるなと、自信をもって書いているほどの記事たちなんですが、これが全くダメ。
たとえグーグル検索以外の検索エンジンで評価されても、圧倒的シェアを持つグーグル検索に評価されず検索結果に出ないということは、それすなわち他人の目にとまらない、ほとんど誰にも読んでもらえないということです。
つまり記事を書いても書いてもまったくアクセスが来ない、つまり収益化なんてできない、だからYMYLジャンルのブログはもう厳しい、書く意味が無い、手を出さないほうがいいと言われるわけですね。
確かに、多くの人に読んでもらうことや、収益化を目的としてブログを運営するのであれば、YMYLジャンルのブログは間違いなくやめておいたほうがいいと言わざるを得ませんね。
ただし個人でも、自分がその道の専門家であることや権威を十分に証明できるもの、あるいは信頼性をしっかりと主張できるジャンルであれば、逆にチャンスになる(誰も手を出さないので)というパターンもあるでしょう。
とにかく、YMYLのジャンルに参入しようという場合には、これらのことをしっかり把握したうえで、自分の強みやテーマとの関連性を十分に考慮しておくことをおすすめします。
いかに厳しいかを数字で解説
収益化を目的としてブログを運営する上では、50記事投稿するころにはこれぐらいのアクセス数は欲しいよねという目安になる数字は僕も持っています。
例えばですが、50記事投稿時点で1日のPV数が約10~100PV、平均にして50PVくらいというようなものですね。
50記事程度ではまだまだ大きなアクセスの波に乗るのは難しく、通常であればこれでも悪くはない数字です。少なくとも毎日数十人の人には読んでもらえているということですからね。
この辺りの参考にはこちらの記事もどうぞ。
しかし今回のようにYMYLジャンルのブログにアクセスが来ない訳は、書いた記事の検索結果の順位を見れば明らかです。
以下に、同じような時期に始めた僕の2つのブログの検索順位の結果の画像があります。両方とも現時点で約50記事、運営期間も同じくらいです。
検索順位をチェックするGRCというツールの画面の一部ですが、一つはYMYLに該当していないジャンルのブログ、そしてもう一つが今回検証しているYMYLにしっかり該当している健康系ブログです。
まずは順番に見てください。
①YMYLに該当していないジャンルのブログの検索順位
赤枠内を見てもらうと、ヤフー、グーグル、Bing共に、1位を取れている記事も目立ちますし、順位が悪くてもひとまずは検索結果には出てきている、そういったことが読み取れると思います。(1行が1記事です)
また、(-)のマークは、現時点で検索結果が100位以内(検索結果の10ページ目まで)に入っていないことを表していますが、中には投稿して間もない記事もありますので、いくつかはこのようになることはあります。
そして50記事程度のブログにしては、検索結果1位の記事が割とたくさんあるようにも見えるかもしれませんが、これはもともとマニアックなキーワードの上に、このツールの検索語句を3語や4語で絞り込んでいるため、このような結果になっているだけにすぎません。
1語や2語ではまだまだ順位が低いですので、当然思ったほどのアクセスは来ないのですが、それは言わばこの時点では普通のことでもありますし、ここでは問題ではありません。
まずは検索結果の分布の参考例として見てください。
問題は次のYMYLに該当しているブログのほうですね。
②YMYLに該当しているブログの検索順位
・・・。
・・・・・・。(返事がない。ただの屍のようだ。)
ヤバいですよね。
テーマ、ジャンルは違えど、同じくらいの運営期間で同じくらいの文字数と熱量を込めて書いてきた結果ですが、ここまで違いがあります。
もちろんこれも3語から4語で絞り込んでいますので、本来であれば自分の書いた記事が少なからずヒットしてくるはずなんですけどね。
ヤフーは検索結果が皆無、グーグルももちろん同じですが、赤丸で囲んだようにまれにどこかの銀河の彼方からぽつんと入ってきたりもします。
エラーが出ているわけでもないですし、もちろん各記事のインデックスもきちんとされています。
が、ダメ!!
かろうじて、検索エンジンが違うBingのほうでは、相応の順位に入ってくれているのも結構確認ができますね。
そして僕の感覚だと数年前であれば、グーグル検索のほうもほぼこれと同じような結果になっていたことと思います。
それがこのYMYLのアップデートのおかげで、このような目も当てられない結果になるようになってしまっているというわけですね。(うーん、結構おもしろい記事だと思うんですけどねぇ・・・。オットシツレイグチガ)
ちなみに参考ですが、この時点で①のブログが1日平均約50PV、そして②のブログは毎日0PVです。
とにかく特にそのジャンルの専門家でもなく、また大きな権威を持てない個人が運営するYMYLジャンルのブログでは、こういった結果になりやすいということを見てもらえたらと思います。
収益化を目的にして始めた最初のブログがYMYLジャンルであった場合は目も当てられない、ということが言えますね。
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それでもYMYLブログを運営するなら
YMYLジャンルが厳しいと理解していながら、あえて僕がそのブログを続けている理由としては、どうしても自分が書きたいこと、世間に伝えたいこと、そして同じ悩みを持つ人に有益な情報を届けたいこと、そういった理由や思いがあります。
さらにこれはあくまでも僕の場合ですが、ブログ運営の一つの経験として、いろいろと検証してみたいこともありますし、もちろん最終的には収益を上げられるようなブログに育つことがあれば、それはそれで貴重な検証結果ともなるでしょう。
そういった意味で、ダメでもともとという覚悟でそのブログに関しては運営しております。
ただですね、書いても書いても誰にも読まれないというのは確かにつらい。
それではライターやブロガーとしての楽しみも、あるいはプライドなんてものもあったもんじゃないですからね。
そこで、あえてYMYLジャンルのブログを運営するならどうするべきか、どういった手があるのかということも考えてみました。
サーチエンジンに頼らない方法も考えてみる
SEOはブログ運営の基本ですが、昨今どうしてもそれに頼りすぎていては上手くいかない場合もある、というような話もよく耳にします。
だからこそ、今後は検索エンジンに頼らない集客方法を考えておくことも大事になってくるのかなと思っています。
僕の場合ですと、差し当たっては大手ブログランキングサイトのにほんブログ村などに登録して、しばらく様子を見ています。
登録前は圧倒的皆無(0PV)だったそのサイトのアクセス数が、ブログランキングの上位を取ったことで、日々数十PV(10~50PV)ほどは継続的にアクセスが来るようになり、0PVという日がなくなりました。
グーグルアナリティクスで計測していても、通常のブログサイトでは、検索結果からのアクセスであるグーグルオーガニックやヤフーオーガニックからの流入が多くなります。
しかしそのYMYLサイトに関しては、にほんブログ村からのアクセス、そしてBingオーガニックからの検索流入、あとは再訪問のダイレクトアクセスがほとんどとなっています。
つまり、読者がほとんどグーグルやヤフーの検索結果からは来ていない(というか、検索結果に無いので、来れない)。にもかかわらず、なんとかかんとかではありますが、50記事投稿時点での僕の目安となるアクセス数に近い数字は得られてきているということ。
そしてこの先の検証したいこととしては、検索結果に出なくても(頼らなくても)他の方法で十分なアクセスを集めていくことはできるのかという点ですね。
おわりに
僕はまだやっていないですが、他にもTwitterなどのSNSを活用して集客する方法も有名になってきていますし、現時点ではyoutubeなどの動画サイトではまたYMYLについての対応も違いますので、自分のブログのコンテンツと上手く組み合わせることができれば、やりようがあると言えます。
また、これらのことは突き詰めれば検索エンジンのアップデートの度に一喜一憂するのを防ぐことにも繋がりますし、この先長期的に安定したブログ運営をおこなっていくにあたっては大きなテーマであるとも考えています。
検索エンジンのアップデート、怖いですもんね・・・。(アア!トラウマガ!アタマガッ!!)
そういったこともあって、あえてそのYMYLジャンルのブログを運営し、そして同時に検索エンジンに頼らない集客方法も試しているというわけです。
次は上記の2つのブログが、それぞれ100記事に到達したときにどのような結果になっているかを早く知りたいですね。
ということで引き続き検証していきたいと思います。
時間はかかりますけどね・・・。頑張ろう!^^;
他にも関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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