「アドセンスの広告制限を受けてしまった・・・」
なんとわたくし、この度Google AdSenseの広告制限を受けてしまいました。
2023年6月26日、いつものようにアドセンスの収益画面を見ていたら、赤帯で見慣れない警告が出ているではありませんか。
「表示される広告の数が制限されています。詳しくは、ポリシーセンターをご確認ください。」と。
その日の報酬額も0になっているし(普段から大した金額じゃないですが)、あわてて「ポリシーセンター」のリンクをクリックすると、「お客様のアカウントでの広告配信は、無効なトラフィックの問題により現在制限されています。」とあります。
いやあ、これはまずい。
なにせ僕はブログ運営の収益をほとんどGoogleアドセンスに頼ってきているからですね。アドセンスの広告配信を止められるということはすなわち、無収入となってしまうということ。(ほんと今は大した金額じゃないにしても)
この状況をなんとかするために、広告制限に至った状況をいろいろ考えてみましたので、今回はそのことについてお話していきますね。
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原因は無効なトラフィックの問題
広告制限の原因はどうやら、無効なトラフィックの問題とのこと。
無効なトラフィックとは、主に以下のようなアドセンスのプログラムポリシーに違反する行為に該当する広告クリックが成された場合に、そのクリックを無効にするという措置ですね。
・特定のユーザーが繰り返し広告をクリックしたりインプレッション数を増やす行為
・訪問者に広告のクリックを意図的に促す行為
・自動クリックツールやロボットによる不正行為
若干文言は違いますが、おおむねこのような内容です。
これらに該当する行為は不正行為、不正クリックとみなされ、アドセンスの報酬から差し引かれますし、悪質だと判断されれば今回のように広告の制限、さらにはアカウントの停止措置まであるということです。
いやあ、まったく心当たりがない。
確かに今までアドセンスの報酬確定画面で、「無効なトラフィック」として数十円~数百円差し引かれているのは何度も見たことがありますし、それによって警告がこちらに来たことも一度もありませんでした。
そしてそもそも上記のような「明らかに疑わしきクリック」には、僕はアドセンスの登録初期から本当に細心の注意を払ってきましたので、間違っても自己クリックはしていませんし、誰かに頼んでクリックしてもらうなんてこともしていません。
もし直近で自分が誤って自サイトの広告をクリックしてしまったというような記憶でもあれば話が早いのかもしれませんが、それがないんですよね。
そうなると可能性としては、他のかたの情報でも見かけた、「自己インプレッション」の問題かと考えました。
自己インプレッションとは、自分で広告をクリックせずとも、不必要に何度も自分のブログを開き、広告を表示させてしまうことで、「インプレッション」つまり意図的ではなくとも広告の表示回数が上がってしまう行為ですね。
これに関しては確かに、ブログのテーマ変更や記事のリライト時に、レイアウトを確認する目的でやってしまいがち、そしてそれによってペナルティをもらってしまった可能性があるという人の情報もあり、僕もこれが問題かなと考えました。
しかしこの警告が来る前後で、特にブログをいじっていたこともないですし、普段から記事を更新した際には、誤字脱字をチェックするために特段気にせずページビューはしていましたからね。もしそれが原因なら過去にすでにペナルティになっていてもおかしくないはず。
もしくは本当にPV数の少ない放置ブログにもアドセンスを設置しているんですが、それがインプレッションのパーセントを上げてしまったのか。これに関してはまだ断定はできません。
考えられることは
広告の自己クリックはしていない、思い当たる自己インプレッションも無い、そして誰かの意図的な行為でクリックが増えているわけでもないとなると、やはり疑わしきはいわゆるアドセンス狩りといわれる作為的な不正クリックなのか。
ここでアナリティクスとアドセンスを連携していれば、アドセンスのクリックの流入元が探れるという情報を基に、一通り疑わしき部分は無いかということを確認してみました。
グーグルアナリティクスのチェックしたいサイトの【集客】→【すべてのトラフィック】→【参照元/メディア】と進み【エクスプローラ】というタブの中にある【AdSense】をクリック。(すでにアドセンスとアナリティクスを紐付けてあることが前提)
そして表示されている表の【AdSenseのCTR】をクリックして並び替えると、クリック率が100%を超えるような異常なCTRを出している流入元が分かるというもの。
さらに【セカンダリ ディメンション】というタブの中の【ユーザー】→【市区町村】と進めば、流入元の地域も確認できますので、これらを基にいたずらや嫌がらせ目的の異常なクリックは無かったかということを探っていきます。
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明らかにおかしい点がある
ここで僕が非常に気になることがあるんですが、結構同じこの問題を抱えたブロガーさんたちが、この時点で「不正クリックをしていたのはこいつだ」ということがわりと特定できているということ。
つまりページ当たりのクリック率が100%を超えるような明らかにおかしいクリックをした流入元が特定できているということですね。
そしてその特定した流入元をアドセンスの無効なクリックの連絡フォームへ連絡して、その後数日間程度という比較的早い段階で広告制限を解除されたりしているということ。(ちなみに通常は2週間から30日、あるいはそれ以上かかる可能性がある)
アドセンスからのメールにも通常は30日以内に確認して問題なければ解除しますけど詳細は報告できませんよ的な内容が書いてありました。
なんですけども、僕の場合はこの時点でだいぶおかしいんですよね。CTRが500%を超えるものもあれば、300%なんてずらりと何十とある。つまり1ページで表示された広告に対して、3回も5回も広告をクリックされているということ。しかも何十人の人に。
いやあ、特定できない。というか、すでに秩序が崩壊しています。
何かの組織的な何かなの?それともウイルスか?
とにかく、こいつが犯人だと断定できるレベルじゃないんですよね。
もしここで明らかに一つの流入元だけ数値がおかしいようであれば、その事実をアドセンスに報告して顛末を待てばいいようなんですが、それができない。
しかもこれは最近始まったことではなくて、もうすでに3年以上も前、2019年頃から起こっていることなんですよね。
これはこのブログとは別のブログの話をしているんですが、CTRが異常に高すぎるんです。2桁を越えてるんですよね。ずっと。何年間も、毎日。
普通に考えたらあり得ないんですが、それが起こっているのでどうしようもない。
そして普通ならそれこそ無効なトラフィックということで、アドセンスの毎月の確定報酬画面で差っ引かれるじゃないですか。それもほとんどない。たまに1クリックか2クリック分くらい引かれるくらい。
じゃあCTRが異常に高いんなら、報酬も高いんだろと思いきや、単価があり得ないくらい低いんですよ。CPCですね。クリック単価。
これもコロナの影響で下がったとかいわれていますが、それには納得できたとしても、このCTRはおかしすぎる。
という内容を以前に記事にしたことがあるんですが、それとこれとあれとどれがどう関係しているのかがもうさっぱり分かりません。
(※2023年7月2日追記。ページCTRが2桁を超えるのはUAアナリティクスで見るアドセンスのクリック実績だけでした。アナリティクスで見ると1PVに対して広告9クリック(900%)、それなのにアドセンスの売り上げが0円とか、そういったおかしなクリックがたくさん出ています。これに関してはちょうどGAアナリティクスに移行してしまうタイミングなので今後も検証を続けます。)
ぶっちゃけお手上げ状態で、原因の特定もできないし、これに関しての情報も無い。だったらもうなるようにしかならんわなということでここ数年やってきましたが、とうとうここでこの広告制限というわけですよ。
いったいどうするのが正解なの?
実はそのブログというのが、度重なるアップデートの影響で、全盛期から比べて数十分の一にまでPVが落ちてしまっているブログでしてね。
まあそのブログだけでもないんですが、例えば1日10PVしかアクセスがないようなブログでも、アドセンス広告が1クリックされていたりして、そうなるとCTRが10%を超えてくるんですよね。
もしかしたら今回はそれが引っかかってしまっていないかとも考えています。PV数の分母が少ないブログのCTRが異常値になっているということで、「不正じゃないの?」と疑われていると。
心当たりがなさ過ぎて、しかし逆に不穏な部分もありすぎて。
もはやすぐに何かを特定できる状況にはないんですよね。残念ながら。
ということで放置で様子見
ということですぐに原因を特定して報告というもの難しいですし、かといって自分で何かをしでかしたという心当たりも無いので、今回の広告制限についてはこのまま様子を見ようと思います。
一応改善策としては、1日のPV数が少ないブログでアドセンスを運用していると、いろんな数値のふり幅が大きくなりがちなので注意が必要。
つまり早めにアクセス数を伸ばして、PV数の分母を大きくするか、ブログがある程度育つまではアドセンスを外しておくなどの対応をしたほうがいいのかもしれないということ。
また、アドセンス狩り対策として【Ad Invalid Click Protector】というプラグインの利用も検討しようと思います。ほったらかしにしていることで、アドセンスに改善する気なしと捉えられても嫌ですからね。
それと今回しくじったなと思ったのが、先ほど話したPVの少ない放置サイトにアナリティクスを連携していなかったことです。これにより、広告制限のあった日の一番疑わしきクリックの流入先が特定できなかったことですね。
こういうこともありますので、アドセンスとアナリティクスの連携はしておくことをおすすめします。
おわりに
アドセンスの運用はいまいちよく分からないことも多いですよね。
ただ、明らかにダメと分かっている自己クリックや、誰かに頼んでクリックしてもらう行為だけは徹底的に避けてきただけに、この広告制限はかなり痛いです。
心当たりがあればそれを報告するんですが、今回は一旦このまま様子を見ます。
もちろん早期に解除されることを願っていますが、また動きがありましたら追記しますね。
今回の件で、やっぱりブログの収益をアドセンスだけに依存しているのはリスクが高いということも分かりました。今後の参考にしていきたいと思います。
ということで、アドセンスで広告制限を受けているという話でした。
あなたもお気をつけて!^^;
(※2023年7月2日追記。広告制限から1週間経ちましたがまだ解除がされません。この1週間でいろいろ調査した結果を別記事に書いています。僕の場合PV数が少ないブログのアドセンスがクリックされたことにより、CTRが異常値となってしまったためかとも考えていますが、どうやら今回に限っては2023年6月25日付で同時に広告制限を受けている人が多発しているようです。)
(※2023年7月6日追記。広告制限から10日間で解除されました。詳しくはこちらの記事にまとめました。)
他にも関連記事があります。
それでは今回はこの辺りで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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